会長あいさつ
会長から皆様へ
「家に帰りたい」、患者様のその声を聞くたびに心を痛めながら、長年、病院勤めをしてきた初代神坂明院長(NTT関東病院消化器内科部長歴任)が「自宅で安心して療養ができる往診専門のクリニックを始めたい」と、その思いを小生(高野)に語られ、平成10年9月「院長が医療に専念・高野が医療を支える運営」と、二人三脚で大田区を地元に「蒲田クリニック」を開院しました。
最初の頃は、まだ介護保険制度が発足していませんでしたので、老人会、町内会、そして民生委員の方々に患者様を紹介して頂くなど温かく見守って頂き、地元と共に23年の歴史を刻み、在宅医療の草分け的役割を担ってきました。
この間、「現状維持は、後退の始まり」との強い思いで、ご自宅、施設において「まさに安心・安全」に療養生活をお送りいただくことができる医療体制づくりに、患者様の立場に配慮して日々努力を重ねて参りました。
肝心の訪問診療、看護につきましては、今では、
1.医師陣は、近隣の大学病院などにご協力を得て「良い-善い」そのうえ患者さんに優しい先生ばかりです。しかも、脳神経内科、精神神経科、緩和ケア医師など行き届いた医療体制となりました。
2.いざという時の緊急時の電話は、複数回線で医師・看護師が受け付けを行っています。
臨時の往診医師、訪問看護師も365日毎日・毎晩待機しています。
3.「どんな病状・症状もOK」、多くの患者様のお世話ができますように、「蒲田クリニック訪問看護ステーション」を併設し、そこには訪問看護師、理学療法士、作業療法士(精神神経症状経験豊富)、言語聴覚士、心理士、管理栄養士など多士済々の素晴らしい 専門スタッフが揃っています。
当法人の在宅医療の良さは、なんといっても「訪問診療・訪問看護・訪問リハビリ」の各スタッフが、それぞれの役割を発揮して「心を合わせ、一体となって患者様のお世話をさせていただいている」ことではないかと自負しております。
最後になりますが、近隣の病院、診療所、居宅介護支援事業所、そして在宅包括支援センターはじめ在宅医療、介護に携わっている皆様方のお蔭で、我が「蒲田クリニック」、「蒲田クリニック訪問看護ステーション」が存続できているものと感謝しております。
そうした感謝の念を心に秘めて、ご自宅、施設において療養生活をされておられる患者様に、住み慣れたところで永く住み続けていただけますように、在宅医療を続けて参る所存です。
どうぞ、ご利用・応援よろしくお願いいたします。
医療法人社団永高会
会長 高野 正樹

